良い / 口コミ件数 : 203件
価格 : 540 円
この作品については賛否両論、様々な意見がすでに挙げられているが、 私は、是非、この本は様々な方、お子さんにもお勧めしていきたいと思う。 その根拠は3つ。 まずは、そのストーリーの内容。 一見、主要人物の涼宮ハルヒは、わがままで自分勝手な子だと思われがちだが、 その突発的な行動の中にも、大人が忘れかけた、「小さい頃の疑問」や「冒険への憧れ」 が窺える。 たとえばそれは、「宇宙は何処まで続いているのか」なんて表現で、よく現れる。 また、涼宮ハルヒは、それを自ら探しに行き、さらに、その謎を解こうとしている。 そんなハルヒの考えを、是非、たくさんの人に知っていただき、共感して貰いたい。 また、二つ目の根拠、それは、作者の表現の独特さにある。 それらの言葉には、普段、あまり使わない、意味があやふやになっているものも多い。 この本を機会に、色とりどりな言葉の意味を、再確認してみるのもどうだろうか。 三つ目の根拠は、読みやすさ。 なかなか深い話の題材を取り扱いながら、スラスラと読める文章は、 本嫌いなお子さんにも是非、お勧めしたい。 中には、大人でなければ、この本の意味は分からないだろうという意見もあるが、 私の付近では、小学生でも多くの人が愛読しているし、 初めは、意味は分からなくてもいいのだ。後々気づくことになるのだから。 しかし、いささか、憂鬱一巻では、少々展開が速すぎてついて行けないかもしれない。 是非、購入の際は、2,3巻一度に購入していただきたい。 また、蛇足かもしれないが、いとうのいじの挿絵もあいまって、萌え、を求めている方にも、 なかなか満足できるのではないだろうか。 朝比奈みくるのメイド服や癒しキャラ、寡黙な長門有希、ツンデレのような発言をする涼宮ハルヒ、 そのほかのキャラクターも、そんな要素満載である。 しかし、単なる萌え系で終わらないのがこのシリーズの凄さだ。
涼宮ハルヒは、一見我が儘で、高飛車(タカビー)です。 しかし、涼宮ハルヒが自分がちっぽけな存在であることを自覚したことが、涼宮ハルヒが大きな力を持つ、ひとつのきっかけになったそうです。 涼宮ハルヒのタカビーなのは、自分自身に対する要求の高さの反面だと知ることができます。 自分の能力の限界を知ったときに、自分の周りに超能力者たちを集合させるきっかけになったというのは驚きでです。 3巻ほど読むと、わがままたっぷりのように見える涼宮ハルヒは、一方で一番常識人であることが分かるかもしれません。ぜひ、3巻分は読んでみてください。実は、私も憂鬱だけを読んだときには、ピンと来ませんでした。 何事にも前向きで、積極的に行動する子供が、大きく育つためには、周りの理解が一番かもしれません。 涼宮ハルヒは、指導者にとってのよい教訓がつまっているかもしれません。 傲れるものは、久しからずといいます。世間の常識に対して、涼宮ハルヒは挑戦はしても、傲りではないような気がします。 時雨ルカさんも書評で書いていますが、シリーズの2−3巻を読み進まないとわからないかもしれません。 文学作品としてだけでなく、さまざまな学習用教材としても使えるかもしれません。 文章で使っている単語を調べていくだけでも勉強になるほど、言葉をよく選んで描写しています。SFなら当たり前だと言われればそれまでですが、SFを知らない人にも違和感がないところがよくはないでしょうか。 ps. 内容を素直にアニメ化した京都アニメーションにも拍手を送りたい。 文学(ライトノベル文庫)とアニメ(DVD)の両方を楽しめる作品である。 アニメ(DVD)は英語になっているが、文庫が英語版が早くでないか心待ちである。 アニメ(DVD)の英語は、文化をうまく変換したかどうかよくわかりません。 文学(ライトノベル文庫)を誰に翻訳を頼むかは、角川文庫の将来がかかっているかもしれません ハリーポッタ、ポリアンナ、赤毛のアンを超える、世界の名作になることができると思います。 どんな翻訳者がいいでしょうか。水色勾玉を訳した人はどうでしょう?
娯楽作品として素直に読み通せました。 楽しかったです。 批判している方には、キャラに感情移入できない…とか、作者の国語力が…とか、賞を受賞した作品のわりには…とか、いろいろと主張があるようですね。 生理的に受け付けない人はやむを得ないにしても、正当な文学作品として評価するというのはどうなんでしょう? まるで、「インスタントラーメンの中では『ラ王』がうまい」と伝え聞いた美食家かぶれの人が、「こんなもの、スープはコクがないし、メンにはコシがない。器も…」と、本物のラーメンと同じ視線で酷評しているようです。 私もいい年ですので、気持ちが全くわからないわけではないですが、批評をするのであれば、ある程度自分から歩み寄る姿勢を持つべきではないか? と、思います。 作品自体は多くの方が好評価しているように、ライトノベルとしての設定、テンポ、構成、完成度、続編以降に続く世界観の広がりなど、実によくできています。 (ライトノベルの)SFやファンタジーの場合、文字量の関係で怒涛のごとく流し込まれる世界観を消化するだけで労力を消費してしまい、完読前に力尽きてしまうことがありますが、「ハルヒ」は日常の舞台がごく普通の学園生活であり、主人公キョンの「疑いを持った視点」で物語が進んでいるのがミソです。 この視線は、リアルタイムの学生より、すでに何事も起こらなかった学生時代を経験済みの読者の方が実はシンクロしやすいのではないでしょうか? そういう世代には、ハルヒの「エキセントリックな行動」や現実にはありえない展開がより光って見え、物語に吸い込まれていくはずです。 実際、キャラ「萌え」や、メディアミックスによる販促戦略だけでは、ブームにまでは発展しません。あらゆる視点から考えても、やはり、芯となる原作のポテンシャルが高かったことがヒットの要因であるはず。そのあたりを意識して、ぜひ、読んでもらいたいです。
一見すると個性的なキャラのドタバタ学園ラブコメのようなありがちな作品です ヒロインが望んだことがおき、主要メンバーは未来人や超能力者、宇宙人とイロモノ揃いです が、 この作品は日常と非日常の隣接した生活をうまく表現しています これは日常から非日常に身を投じるような少年漫画的なものではなく、日常の中で、非日常を体験しつつも、必ず日常に帰ってきます 日常と非日常のギャップがこの作品の魅力でしょう 主人公はあくまで一般人で特別な能力もなく、正義の味方でもありません。世界も平和です。 ですが、周辺の人物と関わる事により 日常が崩壊したかのように非日常を体験して行きます しかし 日常に帰ると当然の要に元と変わりない世界がまっています またこの作品は初めから最後まで主人公の視点で進められ、モノローグも主人公の思考です。裏で起こっていることや、ヒロインたちの思考などを隠すことによって先の展開を読ませなくさせており、読者は主人公と同じ条件で読み進むことによって、日常と非日常を楽しめるようになっています 一見チープですが意味のある設定、下手に見えるテキストでも巧いシナリオ 硬くない文章のおかげでラノベの長所である読み易さもあります ただイラストやテキストで馬鹿にして読むとそういった点は気づかないかもしれません またイラスト担当は人気原画家のいとうのいぢなので、そっちが好きな人もどうぞ
題名しか聞いたことが無かった時は、 「どうせ、つまらない小説だろう」 とか思ってたけど、 読んでみたらとても面白かった。 好みはやっぱり人それぞれだろうけど。 この作品で嫌いなところは、 萌え系の挿絵 ですかね。時々良い挿絵もあるけど。 好きなところは、登場人物たちの気持ちの変化。 シリーズが進むにつれて、 登場人物たちにとっての「SOS団」が大切なものになっていく。 「憂鬱」の時にハルヒに巻き込まれて 迷惑がっていた主人公のキョンも 「消失」あたりから、いつの間にか 彼にとってハルヒが、SOS団の仲間たちが、 大切だったことに気づく。 文章も、(好きな人も嫌いな人も居るみたいだけれど) 私にとっては、読みやすかった。 一人称ならではの面白さがあると思う。 あと、国語力が無いわけではないと思う。(私の国語力が無いのかもしれないけど) 遠回しな比喩も面白い。 大体、文章が良くても内容がないと意味が無いわけだから。 文章がいいだけの本よりも、しっかりと内容が詰っているこの本が好き。 私の中の「好きな本ランキング」で、ずっと一位だった「ハリーポッター」シリーズを抜いた。読みやすい作品。 でもこの本のことをなんだかんだ言う前に、私の文章力をどうにかするほうが先かもしれない・・・・・。