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万葉集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

万葉集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

とても良い / 口コミ件数 : 10


価格 : 620 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:10 1 2 次ページ
1.  とても良い pasocomさん 書き込み日: 2003年04月15日

分かりやすい!読みやすい!!

教科書にありがちな旧仮名に加え、今の仮名使いでルビがふられているので
ぜんぜん古典の知識がないような自分でも正確に歌を覚えることが出来る仕組みになっています。
選ばれた一つ一つの秀歌に対する、短いながらも丁寧な解説は、
最近の学術的な研究成果も反映しているそうで、
併記された参考歌とも合わせて楽しく読むことができました。

共感できる歌を見つけるたびに、千三百年以上の時空を越えて、万葉人の喜び悲しみが伝わってくるようです。
もっと読みたいと思わせてくれた点を含めて、
値段的にも入門書に最適の1冊でした。



2.  とても良い 標野あかねさん 書き込み日: 2005年09月03日

手軽に楽しむ『万葉集』

『万葉集』の名歌140首を選んで解説しているこの本は「ビギナーズクラッシックス」の名の通り、『万葉集』入門書としてとても優れている本だと思います。歌と解説にはすべてルビが振ってあるので、声に出して読むとき、間違えずに読むことができます。また現代語訳は、くせがなく原文に添ったありわかりやすい訳となっています。コラムの欄は読み応えのある文章で、さまざまな事柄を解説してくれます。また要所要所の写真、イラストは当時の暮らしや社会背景などを視覚で理解するのに役立ちます。この本で『万葉集』に親しみ、さらには4500首全歌通読に挑戦するのもいいかもしれません。私はいつもバッグに入れておいてちょっとした空き時間に1首づつ読んでいます。



3.  とても良い 至高の豚さん 書き込み日: 2007年12月01日

専門家でない限りこれでOKです。

現代語訳と解説が非常に充実しています。収録数は140首と少ないのですが、有名な歌は
ほとんど網羅しているようです。専門家でもない限りこの程度で十分でしょう。

いろいろ好きな歌も多いのですが、私が三首選ぶとすれば、

川の上(へ)の つらつら椿 つらつらに 見れども飽かず 巨勢(こせ)の春野は

 素朴で響きが、とても心地良く感じます。

君が行く 道の長手を 繰り畳ね 焼き滅ぼさむ 天の火もがも
  
 貴方が去っていく長い道をたぐり寄せたたんで、焼き尽くす天の火が欲しいという意味だ
 そうです。恐ろしいまでの迫力です。これほどの激しい恋の歌が他にあるのでしょうか。

防人に 行くは誰(た)が背と 問う人を 見るが羨(とも)しさ 物思ひもせず

 防人にいく行くのはどなたの主人、とのんきに聞いている人が羨ましい。という意味
 とのこと。夫を前線に送る妻の悲しみが良く出ていると思います。

蛇の足
 
 巻頭歌では雄略天皇が女性に名前を聞いていますが、女性が名前を教えるのは結婚の承諾
 だそうです。日本人にとって名前というものがいかに重要かよく分かります。
 私は「千と千尋の物語」で千尋が湯ばーばに名前を千に変えられ支配されてしまったこと
 「デスノート」では、本当の名前をノートに書き込むことで本人を操ることができること
 竹島が実効支配されてものんきに構えている日本人も、日本海の名称を東海にしようという
 韓国の運動に激しくコウギしていること等を思いだしました。
 やはり日本人のルーツは万葉集にあるんですね。



4.  とても良い まんぞうさん 書き込み日: 2006年09月30日

わが妻はいたく恋ひらし飲む水に影さえ見えて世に忘られず

 「葉」は、「世」「代」の意味で、古今の多くの時代の歌を集め、万代までも伝われとの祝意をこめたとする説、万葉は多くの歌の例えで、多くの歌の集を意味するという説があります。
 一貫した分類はなく、基本的には、雑歌(いろいろな歌)・相聞歌(恋歌)・挽歌(人の死を悲しむ歌)の3つに分けられます。あと、比喩歌、東歌、防人歌もあります。(タイトルのが防人歌です)
 作者は天皇から庶民まで幅広くあります。地域も大和から九州まで全国。450年に渡って作歌されています。
 天武・持統朝以後、律令制の樹立に伴い法典・史書・地誌の整備集成が進められます。「万葉集」もその一つ。大陸文化の影響で、文字意識に目覚めた知識人たちが、口承時代の歌謡を母体に和歌の創作を試み、それを集大成したのが「万葉集」です。
創作としての和歌が形式的にも内容的にも完成した最初の撰集ということができます。
 私の父も大変好んで詠んでいました・・・



5.  とても良い 標野あかねさん 書き込み日: 2005年09月03日

手軽に楽しむ『万葉集』

『万葉集』の名歌140首を選んで解説したこの本は、「ビギナーズクラッシクス」の名のとおり入門編としてとても読みやすい本です。歌、解説ともすべてルビが振ってあるので言葉に出して読むときも間違えずに読むことが出来ます。現代語訳はくせがなくて、読みやすい訳になっています。解説には、文法や、当時の社会背景、作者についてなどわかりやすく書いてあります。コラムの文章が歌の理解を更に進めてくれます。さらに要所要所に写真やイラストが入っていて、目で楽しむことも出来ます。この本で『万葉集』に親しんで、次には4500首全歌通読に挑戦するのもいいかもしれません。私はいつもバッグにいれておいてちょっとした空き時間に読んでいます。



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