とても良い / 口コミ件数 : 6件
価格 : 700 円
『祇園精舎の鐘の声〜』は、誰でも知っている。でも、その先は・・・という人にお勧め。難しい表現ではなく、分かりやすい文章なので、後学の為に内容を知っておきたいという方にも。古文と日本史の授業で、ことごとく居眠っていた私でも理解できました。血なまぐさい戦の話ばかりではなく、歴史上の人物の人間らしい姿が描かれているので、面白いと思いましたよ。
能には、平家物語をお題にしたものが40編あまりあるそうです。その勉強として本書は最適でした。日本史が苦手だとしても、物語は面白く一気に読めてしまうものです。そうでなければ、現代まで伝わるものではなかったでしょう。
平家物語の見せ場がわかりやすく書かれています。 平家の武将の最期、その家族のその後。 また、源氏の武将の人間像、現代にもこういう人いるなあなんて思いながら詠みました。 堅苦しく構えずに、一度くらいは目を通してもいいかというくらいの気持ちで挑める本だと思います。
「はじめに」で編者である武田友宏氏が書かれているように、「(平家物語に登場する人物が)笑い、泣き、喜び、怒るすがたに、私たちはすなおに共感し、心から同調することができます」という一言が簡潔に多くの読者の読後感を代表するものだと思う。たしか評論家の小林秀雄氏も同様なことを言っていた記憶があるが、ちゃんと読んでみてそう思った。 私自身中学や高校時代に試験のため無理やり勉強したという記憶しかなく、全く内容を覚えていなかった。しかし口語訳で書かれた本書を読むと、登場人物の表情豊かなエンターテイメント性がある物語として楽しめた。ノンフィクションなのでこういう言い方は不遜なのかもしれないが、次の展開を知りたくて読み進めてしまった。 最後の「解説」に、「平家物語」の紹介として誰がどういう目的で書いたのかを武田氏が推察した記述があったが、これはある意味「ダヴィンチ・コード」を読んでいるときのように歴史的な謎にたいしての知的探求的な興奮を感じさせ、面白かった。 「ビギナーズ」のための「クラッシック」として試みが成功している。
平易な現代語訳と解説のおかげで、とっつきにくい古典の世界を手軽に楽しむことが出来ます。重要な場面では原文も併記してあるので、ぜひ音読してみましょう。平家物語ならではの文章の切れの良さを味わうことが出来ます。