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詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)

詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)

とても良い / 口コミ件数 : 12


価格 : 819 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:12 1 2 3 次ページ
1.  とても良い fmizutaさん 書き込み日: 2003年06月09日

本当に良い詩と出会ってみよう

戦後日本最大の女流詩人によってかかれた
詩の世界の入門書。

詩に興味はあるけど、ちょっととっつきにくくて…
という人は、どうかだまされたと思って読んでみてください。
誕生、成長、恋、苦難、死などのテーマ別に
作者が選んだ粒よりの現代自由詩は、
表情豊かに何人もの心に響き、
豊かな情感を呼び起こします。

私自身もこの本をきっかけに詩の魅力にとりつかれ、
今では詩のない生活なんて考えられません。
そしてそんな今でも、
この本を読み返すことは大きな楽しみなのです。



2.  とても良い さん 書き込み日: 2000年11月30日

現代詩の入門書として最適

小学生の頃から20年近く、ずっと私の愛読書の1つでした。現代詩は難解なものも多いのですが、この本で取り上げられているのは、平易な表現で感動を与える名作ばかりです。谷川俊太郎、大岡信、石垣りんなどの有名詩人の詩もありますが、名前は知られていなくても心に残る詩が盛りだくさんです。著者のエッセイ調の解説もお勧めです。



3.  とても良い 銀杏並木さん 書き込み日: 2002年03月07日

著者のあたたかいまなざしに感動しました

ふとある人の詩集を買い求めるけれど、一冊最後まで楽しめない、、、そんな経験がよくあります。詩を自分で書かなかったりして、心得をよく知らないせいでしょうか。またはトーンが同じで飽きてしまうからでしょうか。本書では、教科書でおなじみの詩から外国の詩まで、実に広く深い『自由詩の世界』が展界されています。とり挙げられている詩の秀逸さもさることながら、詩をながめる茨木氏の、ときにするどく、なおあたたかいまなざしに胸があつくなりました。詩っていいな、ことばっていいな、と思える一冊です。



4.  とても良い patellaさん 書き込み日: 2005年07月24日

多彩な良い詩を、良いシェフのアレンジでいただく気分。ジュニア選書とあなどるなかれ。

「自分の感受性ぐらい 自分でまもれ ばかものよ」という著者の詩の言葉に、これまで何度もいずまいを正されてきました。その著者の書いた、「私の心に残った詩」を紹介する本です。もう随分前に出版されていたのは知っていましたが、「ジュニア選書」の名前だけを見て「易しい紹介本?」と手にも取らずじまいでした。最近本屋でフェア開催中の平置きになっていたのを見かけ開いてみて、「ジュニア」の名前で判断してはいけなかった、と思い知った次第です。

「若いときにはよくわからず、つまらなかったり、へんにひっかかっていたりしたのが、年をへてから、もう一度よみたくなり・・・・」と「はじめに」にも書かれています。「今はわかるかもしれない」世代の人も、「ジュニア選書だから」と食わず嫌いをせずに読むと良い詩がたくさんあります。一つ一つの詩が良い、というだけでなく、茨木のり子さんの感受性で綴られたそれを繋ぐ文章も。いくつかに分類された各章のタイトルの一つ「生きるじたばた」などは、それだけで素敵です。若い人が読めば、「ちょっと難しい、こういう世界がある」で過ぎるものもあるでしょう、若くない人が読めば、「こういう若い感受性というものもあったのだ」ともう一度刺激を感ずる作品もあるでしょう。言葉のすごさ、温かさ、いろんな面を味わえる本です。

良い詩は、言葉も厳選され濃縮されているので、「詩集」を一気に読んでしまおうと思ったりすると、豪華な料理を食べ続けるようで、消化不良をおこしそうになったり、おいしいのに疲れてしまったりしないでしょうか。この本のような形だと、良いシェフがいろんな味のお皿を、材料や料理人の話などをしながらゆっくりと、飽きさせずに楽しませてくれますね。

しかし、ジュニア選書恐るべし、あなどるべからず。他のジュニア選書も要チェックかも、です。



5.  とても良い  さん 書き込み日: 2006年10月11日

小さな宝物のような本

 詩は仲介者なしに自分の心で読むもの味わうものという人が多い.しかし、感動するものに会えばそれを人に伝えたいように、好きな詩は人にも勧めたい.この本では、一流の詩人が、忘れがたい詩を詩人の感性と言葉で紹介してくれる.言葉の背景にある詩人の感動が、行間を通して読む者にも伝わってくる.ジュニア新書の中から偶然みつけたこの本は宝物のような本だった.この本が四半世紀以上も前に出版されて、60版を重ねて、いまも愛されているのがよくわかる.何でいままでこのような本があることすら知らなかったのだろうと後悔した.
 著者である詩人は、詩を紹介する文がとてもすばらしい.私はご本人の詩に若い時から傾倒しているが、他の詩人や詩を紹介する著書も大好きだ.この本が好きな人には、「うたの心に生きた人々」もおすすめ.
 なお日本の詩には「哀」に傑作が多く、「喜」や「楽」にもみるべきものがあるが、「怒」の部分が海外にくらべて非常に弱い(151頁)という著者のことばに、この詩人のめざすものが表れているような気がした.



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