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2. とても良い |
浦戸さん |
書き込み日: 2003年05月25日 |
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屠場の文化 |
「屠場」は、いわゆる放送禁止用語の類に入る言葉です。マスコミでは「食肉解体場」などとごまかした言葉に置き換わります。その理由は、屠場が被差別部落の歴史と深いつながりがあるからなのですが、世間一般の感覚では、そのこと自体になんの疑問を持たないのが普通でしょう。 それは、屠場を紹介した本は少なく、また食肉工場というものも、表世界には登場することが少ないからです。鎌田氏はその「裏」世界をルポの対象に取り上げました。 私は、きっと鎌田氏のことだから、被差別部落との関連を中心に置いた重苦しいルポなのだろう、と思って読み始めました。ところが、むしろルポの中心になっているのは差別問題よりも、食肉解体という「産業」、そしてその周辺に成り立っている食肉の「文化」、ここで働く職人たちの「労働問題」などでした。 意外な印象でしたが、実は差別問題のルポを期待した時点で、私自身の中に「差別の精神」が存在していることに気付かされました。 |
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4. とても良い |
おもしろさん |
書き込み日: 2001年10月13日 |
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職人制工場生産 |
本書はまず、偏見を持たずに読んでもらいたいと思います。職人芸が冴える食品工場で働く人々の、ルポルタージュです。今までほとんど題材として取り上げられることがなかったと思います。 これから先も、一つの産業として普通に取り上げられることがないとすれば残念です。現在、狂牛病問題で揺れている社会で、生産現場と販売現場、それに消費者の声ばかりが聞こえてきます。加工現場の声が聞けないのは、そのことを象徴しているような気がします。 職人たちの仕事へのプライド、道具へのこだわり、仲間意識と競争意識など、こんな「仕事」もあるのか、と興味を持って読めました。 |
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