良い / 口コミ件数 : 10件
価格 : 525 円
高校生の頃読みました。ちょうど、大学受験で勉強にうんざりしていたころです。英語も好きだけれど、才能がないと思っていました。 そして、この本に出あって才能うんぬんじゃない、情熱なんだと悟ったことは大きかったです。 今でもときどきこの本のことを思い出します。
シュリーマンの名は英語の教科書に出てきた彼の伝記で知りました。 幼いころ読んだトロイア戦争の物語にとりつかれ、その後苦学し、独学で何ヶ国語も身につけ、仕事で成功を収め巨額の財産を手に入れ、その資金でトロイア遺跡を発掘し、夢を実現させたシュリーマン。 この本には彼の幼い頃から持ち続けた情熱と有名な語学習得法が書かれています。 この本を読むと、夢を持ち続ける事の素晴らしさ、そしてそれだけでなく自分でも夢を実現させるのにふさわしいだけの努力をしなくてはならないというのをしみじみと感じます。 近年、彼の発掘や、少年時代の記述に関して異論も唱えられているようですが、それでも彼の功績と我々に与えてくれる希望は色あせる事はありません。
夢。 ロマンのある生き方に大変感動しました。 個人の妄想は現実とはかけはなれているはずなのに こんなに感動的に実現したという事実に力を頂きました。 人間ですから多少の失敗はあれど、人間一人の 力の飛躍の可能性も感じれましたし、それが個人 からすると飛躍でもなくただの真実の解明への好奇心 への衝動という点でも感動しました。 シュリーマンというと練金の天才というイメージがありましたが、 彼の人生の結果は練金を自己実現に有効に利用した証であり、 夢が一番大事なんだなあと思えました。
伝説の古代都市についての調査を重ね、そのために何カ国語も勉強し、何年もかけて、真実をつきとめていくシュリーマン。 ひたむきに、もくもくと、信じて疑わず、あきらめないことの大切さを教えてくれる。 初心にかえらせてくれる一冊です。
幼いころに絵本で読んだトロイ戦争の物語に感銘を受け、世間の常識と通説に抗し、トロイは実在すると本気で信じたシュリーマン。本書は、苦境に屈することなく学問に励み、経済的成功を収め、それをもとについにはトロイの遺跡の発掘に成功したシュリーマンの自伝である。 真の意味で「自伝」と呼べるのは「一.少年時代と商人時代」のみであり、残りの各章はシュリーマンの死後、残された妻ソフィアが、シュリーマンと親交のあった研究者らの助力を得て、シュリーマンの諸著作をベースにトロイやミケーネの遺跡発掘の過程やエピソードを描写するものとなっている。第一章におけるシュリーマンの苦難をものともしない情熱や、ギリシア語、ラテン語、ロシア語など極めて多数の言語を次々と習得していった努力と学習方法には、読んでいて触発させられる。一部に事実でない事柄が盛り込まれている点をもって本書を痛烈に批判しているレビューが見られるが、学術研究ならともかく、自伝とはえてしてそういうものであり、その点をもって本書を全否定するのはもったいないだろう。夢や目標に向かう中で時に壁にぶつかったとき、本書は壁を乗り越えるためのエネルギーを与えてくれる一冊になるだろう。