とても良い / 口コミ件数 : 32件
価格 : 840 円
1963年に初版が発行された歴史ある本です。私は「原文を手元に置きたい」という考えから購入しました。 「論語」を解説した本はたくさんありますが、その中でこの本は「敢えて解説を極力減らした」書籍と言えます。 よって現代社会に通じる例示などはなく、古典の教科書のような「原文・書き下し・現代語訳・語注」による構成です。 尚、語注は巻末にまとめるタイプではなく、その都度そのページに書かれているので読みやすいです。 この本の場合、実生活への活用に結びつけるのは読者それぞれの役割になるため、 先入観のない自分独自の理解をしたい人にはお勧めかと思います。 また、巻末に「語句索引」がついており、辞書のように使うこともできるので便利です。
論語の解説書は多く出版されているので、内容を詳しく知ろうと思えば、解説書を読めばいいと思います。この本はできる限り、訳を単純にしているのでわかりにくいということもありますが、その分、奥が深い味わいがあります。 特に書き下しで読んでみると、論語というのはなんともいえないよさがあります。ですから、基本は書き下しで読んでみて、意味のわかりにくいものは訳を参考にしてみるという読み方がよいと思うのですが、この本はそうするのにもってこいだと思います。
数十年以前にも、別の著者のを手にとって見たが、つまらん本だなと思っていた。しかしこの著者の「大学、中庸」を読んですばらしい!と、目に鱗の感動を得ました。そして何となくこの著者の「論語」も読んでみようとおもい、読んでみたら理解できるではないか!ああ、やっと「論語」が理解できる!と、自分も嬉しく感動を覚えました。ま、以前は、仕事が忙しく考える余裕もなかったのですが、今は、なんとか読める余裕がでてきたので「よかった〜!」人生のの贈り物のようでした。
購入してから随分と経ちますが、気になったところに付箋を貼りながら読了し、暇な時にパラパラとめくったりします。すると「ああ、そうだった」とその部分を読んだ時に抱いた自戒を思い出して頭を掻いたりしています。難しい内容までは分からない私ですが、それでも折に触れて読みたくなります。自分が人生に迷った時、答えを自分で見つけ出さなくてはならないと分かっていながらも、隣でふと呟いて、背中を押してくれる一言一言にあふれています。そしてそれを参考に、自分の歩き方を模索していくのが良いのではないでしょうか。お堅い本、と決め付けずに一度読んでみてはいかがですか?
まだまだ全然読めていないけれど。人生を完遂するまでに全てを理解できるのだろうか?なんとか、なんとか読了することができたので評してみる。 難しいだろうと思っていたけれど、難しいどころの話じゃなかった!哲学に対する下地がまるでない者が読めば当り前かもしれない。なんとなくで読みはじめたら1日に5ページも読めやしなかった。今まで読んできた多くの本の中で、一番長期間読んでいた本だ。 論語は孔子とその弟子達の言行。大学、中庸、孟子と並ぶ四書の一つ。ためになる言葉もあれば、当たり前じゃないかと思う言葉もある。しかし二千年以上前に書かれた本。何者なんだという思いが歴史の奥深さを考えさせられる。情報や通信のようなここ数十年で発展しているものを専門に扱っていると特に思う。至極当たり前のことが簡潔に述べられているように思えるのは、それだけ日本人が影響を受けてきた思想であるということだろうか。 時代背景が異なり、異なった文で述べられると、受け取り方が微妙に変わる。当たり前に感じてた、考えていたことが違った側面から見えることがある。それがプラスとなる人はいるかもしれない。自分の行動原理や信念に基づいた言行があったとして、それに違った意味が内包されていることに気付くことができたら読んだ価値はあるかもしれない。 それだけに、読んでいてふと思う。なんで、こうして過去の偉人らが気づいたことを学習せず、同じことを繰り返しているのだろう、と。これからの人生で、改めて気付かされ、自覚する言葉も既に載っているのかもしれない。その「気付き」があるたびに一つずつ、この本が名著と考えていくようになるんだろう。 漢文系哲学書に慣れていない、ちょっとした興味から読んでみようと思った人は挫折すること請け合い!それでも読もうと思う人は、明確な目標を持って覚悟決めて読もう。 <追記> 始めての哲学書となる書籍を読了して、哲学のファンダメンタルな部分は小さい頃に学んで見たかったと思った。というのも、古典文学や歴史を学んだ時よりもに歴史や時間を意識して読んでいたから。哲学読んで歴史に興味を覚えてしまいました