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2. とても良い |
phoenixmanさん |
書き込み日: 2004年07月09日 |
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人間は何も知ることはできない |
「私がついに知ったことは、人間は実は何も知ることが出来ないということだ。」と言い、悪魔と生きることを選んだファウスト博士。 彼はその後、恋をし、老人の家を焼き、その人生を謳歌する。 その第2部は音楽のような旋律であり、一貫した何かを語りたいというよりは、人生というものの無常たるところを楽しく唄っているように見える。 さて、このファウストに家を焼かれたフィレモンという老人に、後の心理学者のユング博士は、自らの心の分身にその名前を授けた。 ファウストは間違いを犯す、間違いを犯さざるを得ない。 間違いを犯すこととは、生きることに他ならず、それは悪魔の嘲笑するところである。 彼がその間違いだらけの人生にそれでも美しいと言うのならば、賭けは悪魔の勝ちである。 冒頭で世界に絶望し、決してこの言葉を口にする筈のなかったファウスト博士が、終にその世界を素晴らしいと認めてしまう。 「とまれ。全て(あなたは)は美しい。」 この瞬間に、悪魔は賭けに勝利したにもかかわらず、神を裏切った筈のファウスト博士は、神の手助けで昇天する。 何という意味不明な最期なのか。 興味深いことを言えば、人生とは全て苦と説いていた仏陀は、死ぬ直前に自らの最期の食事をふるまった者を祝福しつつ、次のように言った。 「人生とは甘美なものだ!」 ファウストが何故神に祝福されつつ昇天するかは、この作品最期にある言葉、「永遠に女性的なるもの、われらを牽きて昇らしむ。」の謎を解き明かさなければ知ることができない。 「西洋と東洋は分けて考えることはできない」(ゲーテ) |
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4. とても良い |
DEN-Oさん |
書き込み日: 2003年05月30日 |
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ファイブスタ− |
核心をつく第2部。 運命の3女神、灯台守の詩など短詩としても美しい言葉が並ぶ。 運命の3女神のストーリーをベースにした漫画「ファイブスタ−ストーリー」(永野護)も必読。 ゲーテのファウストが難しかった人は手塚治虫さんの「ネオファウスト」を読むと理解できると思う。ただしこちらは執筆中に作者他界。未完に終ってしまった。 |
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