とても良い / 口コミ件数 : 4件
価格 : 798 円
儒教,道教,仏教を修めた著者らしい,所々にこれらの哲学的背景を感じさせる部分があります.それらの中には相反するものもありますが,それが矛盾に満ちた実際の世の中を感じさせます.論語,老子,荘子などよりは,表現がはるかに平易で読みやすいと思います.
辛いことがあってもなくても、 いつもここに還ってくる気がします。 ごちゃごちゃした装飾や押しつけがましさもなく、 ただ、淡々と生きること、すがすがしく生きることのみ必要最小限の言葉で語る。 俳句の極致のような、 人生の極致のような、 淡泊に語られています。 用の美、実践の美、人間の美、そういう本です。
現代訳はわかりやすく。 しかしながら真意がすぐさまつかめない。 初読の感想はわたしなりにそのようなものであった。 以来、十数年よみかさね、あらためてその真髄を、 儒教、仏教、道教、の三教合一にあるという。 そのような深遠な解説をみつけては、 あらたな恐れおおき書物だろう。 わたしには、親切な注釈をたよりに、 幾多の他文献をよみはじめたきっかけでもあり、 東洋思想の入門として最適におもう。 幾度よんでも内省をうながしていただける、 先生でもある。 簡潔にして深みゆたかな一冊に、 わたしはあてもなく感謝を沸き起こすのみにあります。 蛇足にもかきたせば、 いかなる良書といへど、 よみかさね、読み手の心をふかめなければ、 その書物はたんに読み知るにすぎない。 よむほどに、己を鍛え、深みを体感できることにこそ、 書物もそれにこたえてくれる。本書はそれほどにタフなのだろう。 書物は良書ばかりにあらず、使いようも肝心なり。
人生を幸せに過ごす秘訣を説いています。ただ、あまりに教訓的な話が続くので気を落ち着けないと読みきれません。まさに、菜根を味わうにはかみしめることを肝に銘ずる必要があります。
中には「ぐさっ」とくるところがあります。例えば、「悟った人と愚かな人は協力して仕事ができるが、中途半端な人はこだわりがあって共同して仕事をするのは難しい」と書かれており中途半端な私には耳の痛い話です。