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やはり、上野さんの論文は論文に終っていない。ちゃんとした言論になっている。 |
やはり第一部の4つの論文がいいです。これらを読むだけで、現在の世界と斬り結ぶ問題(軍隊と女性兵士の問題、グローバリゼイションが進行する世界のあるべき方向=ポスト国家システムとかetc)と、「男なみになりたい、なんなきゃ、だから暴力も辞さないわ思想」ではない、「生き延びる思想」としてのフェミニズムの交差するところが見えてくる。何回も読むと、さらにこれらの論文の重要性が理解されてくる。また、読むに耐えるんだよね〜〜上野さんの書くものって、やっぱり。
あのね、フェミニズムが言葉だけだとか、レヴューでしょうもない悪口書いてるんじゃないの。思想なんて、言葉だけに、決まってるの。無力で非力に決まってるの。だけど、それでも発言することこそ、人間の知性ってもんなの。
私自身は、上野さんの思想とは距離があるけれど、この方にはほんとうに学恩を感じて感謝しています。フェミニストの論客は多くいるけれども、やはりこの方の書くものは、もっとも生々しく明快で、自分の思索のゆれ、迷いまでさらけ出して、正直だ。ちゃんと言論やっている人の悪口なんか、どんな馬鹿でも言えるよ!批判するなら、もっと真摯に知的にやれ!
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